タイムトンネル2014秋のツーリング:大菩薩峠への旅

天候:快晴
執筆:伊藤工場長  リライト&監修:井上 肇

恒例の今年のタイムトンネルツーリングは、行き先を決めるのに弊社企画部?部員1名は、だいぶ迷っていたらしい。
試行錯誤の末決めたのが、あの時代小説で有名な、甲源一刀流「音無しの構え」の、机龍之介が活躍する大菩薩峠!といっても、知ってる御人はどれほどいるかな?を候補地に。
調査部員は、念入りな事前調査に出向いたうえ、「まあ、いいと思うよ!」と、称賛する(何?そっけない返事だって?)結果を報告!
スタッフ一同も、安堵の胸をなで下ろし?決定した次第!という訳で、大いに今回の記事、期待して見てちょうだいね!! (前書き:井上 肇)


早朝6時過ぎに家を出る。肌寒い。気温は、15度!でも今回は、私が伴走トラックの役目なので、寒さの心配はない筈。
薄暗い街は、まだ眠ったまま。東に向かっていると、徐々に朝日がまぶしくなってくる。
6時40分、タイムトンネル着。私が1番だと思っていたら、CB750K1の中村さんが既にいた。ちょっと驚く。
5分ほどすると、グッチ・アンバサダーの磯目さんも到着。それに続いて、次第に参加するお客さまも集まってきた。
前日用意していた、工具類やケミカル関連を、トラックに積み込む。そうこうするうちに出発時間となった。


待てよ!1台だけまだ来ない。今回参加予定の、紅一点の美女、KZ 550の中村さんだ!
男だけのツーリングの中で、恐れをなしたのか?そんなことはない筈!店長が確認の留守電を入れて、とりあえず出発する。
朝8時、数十台のバイクが一斉にエンジンに火を入れて、アイドリングを行う。店の裏側が住宅地なので、ちょっと騒音が気になる。


早朝のタイムトンネルビル裏に集結。朝の陽光がまばゆい!! とりあえずのコーヒーブレーク!みんな張り切っている。
 
さあ出発時間だ!きょう1日、元気で行こうぜ!  

まずは中央高速調布インターを目指す。私はトラックで最後尾なので、あっという間にバイク連中は見えなくなった。
1人寂しくドライブする状態に。なぜか?孤独感が襲う!
調布インターは案の定、通勤の車が連なっている。左端に店長のDT1と、CB400Fの及川さんが、通過に手間取っていた。
2人を追い抜いてしまったので、高速に合流する手前で待つ。伴走トラックなので、最後尾が基本のポジション。
間もなく2人がきたので、走り出す。

みんな隊列を組み,中央高速を上野原方面へ向かう!
相変わらず、トライトンの佐藤さんは、スタイリッシュ!
おや?バイク替えました?衛藤さん。 布施さん、K0の今日の調子はいかがですか?
ZUには、やはり黒の集合管がお似合い!瀧川さん。 相変わらず交通量多く、みんな気を付けてね!
だんだん山並みにさしかかってきた!良い景色!! やはり、目立ちますねぇ!アンバサダーは!
 
気をつけよう!暗い夜道と、トンネルの中!  

調布インターを出発して五分もしないうちに、高速道路左はじに止まっているバイクがいる!! 嫌な予感!何だ!パンクか?誰なのか?・・・・。
瞬時に色々考える!なんと、店長のDT1だ!その前にトラックを止める。「エンジン、駄目らしい!」と店長の言葉。
仕方ないので、早々とトラックの荷台に積み込む。不名誉な?故障車第1号が、何と店長とは・・・・!本人も、すっかりめげている。
どうやら、ピストンが溶けた?らしく、後輪がロックしたらしい?エンジンブロー?それにしても、あっという間なので、早すぎる。

DT1と店長を乗せ、しばらく走り、まずは石川パーキングで停車。見るとそこで合流予定のお客さまも、十台くらいは待って居る。 みんなが集まっている前に、故障車を乗せたトラックが停車。みんなはそれを見て、クスクス笑うしかない! まあ事故ではないので、笑い話になった。本人はショックを隠せない様子だが・・・・。

中継地の石川パーキングに到着。とりあえずの小便タイム? これだけの台数の旧車が集まると、まさに壮観!
 
おや?早くも故障車?なんと店長のバイクじゃん!!  

出発時間となり、インターを出る。例の紅一点?は、まだ合流していない。ほどなく八王子料金所に到着。
そこでは英国車3台が、左端で待っている。BSA:RGSの吉永さん、同じくRGSの及川さん、遠方から電車で店まで来て、車検上がりトライアンフTR-6で参加の、市毛さんの3台だ。クラシック英国車は3台揃うと、その走りも絵になる。

後ろをトラックでついていくが、やむなくトラックに便乗している店長は、その後ろ姿の勇姿を、カメラに収めている。
私も英国車で、あの仲間に入りたいなあ!と思いつつ、トラックを走らせる。
しばらくすると、だんだん上り車線になってきた。と間もなく、及川さんのRGSがスローダウンしてきた。
他の2台に、先に行け!と合図している。どうしたのか?左側の登坂車線に入り、ほどなく止まってしまった。

及川さんの話によると、速度が出なくなってきたらしい?念のため、無理はせず、止まったということだ。
そこでRGSをトラックに積み、男3人が乗ったため、トラックの中はぎゅう詰め状態!3人とも小柄ではなので、通勤の満員電車のごとく、肩がぴったり触れ合う!ああ、この状態が、女の子なら許せるのに……。

ほどなく上野原インターに到着。ここで店長はトラックから離脱し、何故か?坂さんとタンデムで走るという。
やれやれやっと2人になった!と思いきや、みんなが走り出したが、エンジンがかからない1台がいる。
H1Aの石田さんだ。前回も時々エンジンがかからず、押し掛けで何とか完走した経験もある1台だ。
何人もキックしてみたが、ダメ!料金所から下り坂になっていたので、それを利用し押し掛けを試みたが、エンジンは息を吹き返えさない。
仕方なしに、これまたトラックに積載。またトラックの中は3人に!荷台には、DT1、RGS、それにH1Aの満載状態。

それをしり目に、他のバイクは高速道路上へ! 中央高速をひた走り、遥かなる山並みへ向かう!
中継地丹波山村へ到着。まさしく、バイクの品評会状態。 救急車に乗せられた?愛車をいたわる及川さん!
既に伴走車は満席状態!サインを送っている場合ですか? 店長はバイクの調子を確認!左端には、疲れたのか?シートに御人が!
仲良し3人組!でもないか?左端は、BG編集部の安生さん! ここでも英国車の品評会?「すげえ!乗りたいなぁ!」
「その原因はこういうことで、何ていうか?こういうことです。」と店長! さあ、再出発!みんな頑張って行こうぜ!!
 
満車状態の伴走車と彼!「俺だって、走りたいよう!・・。」  


 


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