上野原インターからは、くねくねした山道が続く。国道20号を下って、県道33号へ。甲州街道もこの辺までくると、それほど広くはない田舎道だ。
ぎゅう詰めのトラックの中の会話は、バイクの話からいろいろな話に盛り上がる。県道18号はさらなる山道で、途中からだんだん狭くなり、上りも急になってきた。 可哀想にトラックは、重量物?3人+3台で、超過積載状態!しかも、ガソリン車の登坂力のなさで、上り坂がきつくなる。 先行していたバイクの姿は、とっくに視界にはない。結構きつそうなヘアピンカーブが連続し、便乗している2人は、「バイクで走りたかった!」と、悔やむことしきり。 周囲は杉林で、所々に集落があり、大自然に囲まれての生活ができそう。とはいえ、自分にはそんな生活は、耐えきれないだろ!とも考える。 そんなことを思いつつ運転していると、休憩場所の“のめこいの湯”に到着。ここまでは、それほど時間は経過していない。 みんなは既に集まっていて、各自まったりしている。H1Aを荷台から下ろし、平野が早速チェックする。始動OK!走れそうだ。 前回もそうだったが、点火系が冷えるとエンジンがかかる。そこから次の目的地、大菩薩の湯までは、あと僅か。頑張らねば!
花魁渕を通過し、大菩薩ライン⇒柳沢峠。この道は景色が素晴らしく、「ああ、バイクで来たかった!」との印象。 大菩薩の湯に。12時40分に到着。食堂に入ると、大広間の座敷に、長いテーブルが置かれている。他のお客さんも数人。 ここで紅一点、KZ 550の中村さんが合流。聞いたら朝起きれなかったらしい!留守電を聞いたが石川パーキングが分からず、東名の海老名パーキングへ行ってしまったらしい。 ということは、かなり走り回ったはず。よくこの山奥の場所が分かったものだ!と感心。
「さあ、いよいよ昼飯だ!」と全員でテーブルを囲み、ボリュームある昼食に、ありつく。 山梨と言えば、ほうとう。その位有名らしいが、自分は食べるのは未経験。ただし見た目から味は想像できたが、思ってたよりはうまい! それに体が温まる。特にバイクで来た人は冷えたため、有り難かったらしい。
みんなは食事後、やはりバイクの元に集まる!クラウザーの衛藤さんが、下り坂に止めた際にスタンドが戻って、倒れてしまったらしい。 見てみると、ウインカーが破損したらしく、応急の措置でビニール・テープで縛り付けてある。 このウインカーは、新品と交換したばかりで、本人はショックを隠せない様子。テープを外すと、ラッキーなことに、ウインカーとステイも壊れてはいない。 無事、元通りになった。 RGSの及川さんは、早々とリタイアしたため、「私は温泉につかります!諦めて、温泉旅行に切り替えました!」と行ってしまった。
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