世界の名車が集団でロードを走る!2012秋のツーリング秩父/長瀞方面

今年も恒例の、T.T.ツーリングの季節がやってきた。今回の行き先は、いろいろ考えた末、初の埼玉秩父方面である。いつもは、静岡、山梨方面だったので、少し目先と、気分を変えて、 未知の方面を目指すことにした。予想外だったのは、いつもは来て頂けなかったお客さまも、何人かはこのコースだと参加希望して頂いたのは、嬉しい誤算。

さて当日、タイムトンネルビル裏の通りに、日が昇りはじめた午前7時30分、続々と参加メンバーが集まり始めた。例年、この時間が定時だ。ただしスタッフは30分早めに集合。


太陽が昇ってきた7時30分、タイムトンネル裏に集合!今日は快晴だ! さあ、出発時刻!皆さんスタンバイOKかな?

今日の気温は16度C。ジーパンに革ジャンのスタイルでは、すこし肌寒く感じるほど。でも走ればこのくらいがちょうどいいかも。心身が引き締まる感じだ。 会社のスタッフ中の、今回のハイライト?田井君がガーターフォークのBSAで既に到着していた。今回のツーリングの中の、最年長のバイク(1935年製/恩年78歳) 人間でいえば、還暦どころか、古希を過ぎているバイクで完走できるのか、はなはだ疑問?本人も気がかりなのか、緊張し不安げな様子!それで、早く来たのかな?

参加頂いたメンバーは、26台/27人、弊社のスタッフを入れると、30台/33人だった。一度参加いただけると、その集団暴走(おっと、冗談!)の醍醐味が解り、翌年も参加いただけるお客様が多い! それに今回は、初参加の方も、8台/9人来て頂けたのは、嬉しい限り。特に今回は月曜日だったが、社会人でありながら、平日に仕事を休んで参加いただけたのは、大変光栄至極!


中央道を走り、中央高速に乗るため、調布IC向かう!やや渋滞気味! さて調布IC料金所!みんなが通過するまで、ちょっと待ってね!!

さて、CB750K1が先導で、予定通りの時刻に出発。毎年思うが、これだけの台数の旧車が、街中を走るとかなりと注目されることになる。ましてや、混雑している通勤時間帯だけに・・・・。


幸いあまり信号にはかからず、順調に調布インターから中央高速に入る。第一の目的地、石川パーキングを目指す。ここで合流するお客様とも無事に会えて、次の青梅インターへ出発。

中央高速を北上中、皆さん水を得た魚のように飛ばす!! 「オッ、撮影に気がついたかな?」よそ見せず、前を見て走ってね!!
分岐点を関越道に抜けるため、左方向へ!
ここでは1列縦隊!!
隋道の中は、目が慣れるまで気をつけて、もちろん、出る瞬間も!!

今回はカメラで動画も撮ってみた。高速に入り、撮影しながら後ろから準々に追い越しながら走っていく。
初参加で、近くの用賀のホテルで1泊して参加頂いた、BSA-A50のIさんも、奥さんと仲良くタンデムで順調に走っている。英国車でタンデムツーリングとは、現実には、なかなか出来るものではない。
でも、日頃からタンデムでの走りは行っているようで、慣れている様子。安心して見ていられるお二人だ。そういえば昨日聞いたが、「来年は、静岡/山梨方面であっても、帰りに用賀でまた一泊して、帰ればいいね。」という、なんという頼もしいお言葉。感謝感激だ。
ちなみに、店から近い文明都市?用賀には、用賀スクエアという高層ビルがあり、その中に、ビジネスホテルがある。(知らなかった!)遠方の皆様は、そこへ1泊して参加するという、手もありそうだ。(今度、料金を調べておきます。何?今さら怠慢だって!すみません。)

話が別の方向にそれたが元に戻し、お二人の前には、老骨にムチ打って?BSAリジッドが、懸命に走っている!とりあえずは順調そうに見える。
走り続け、次の目的地である名栗湖に無事到着。

仲良しご夫婦 Iさんを、「ハイ、パチリ!」
笑顔が本当にやさしいお2人!!
10時半、名栗湖へ到着。最初の小休止にやれやれ!

小休止したら さあ、出発だ!あせらずマイペースで行こうぜ!! 今度は最古参バイク?が先導車!これじゃ、ゆっくり走るしかないよね?

だがそのBSAが、どうやら不調気味らしい。聞いてみると、クラッチが滑っているとのこと。応急処置として、フリクションプレートの破損部分のかけらを削り、どうやら走行可能な状態に!
こんなことが、ツーリング先でできるのも、同行する整備スタッフの力量があるから……。(自画自賛?)その後は、山登りの道でも、どうにか走れたようだ。

またもや小休止?と思いきや、先の行く道路を地図で確認中だ!! 後続のバイクも、自動的に?小休止!なんだ、一服しようかな!

さて再び出発!道が細くなってきたから、1列縦隊でね!! 「山深くなってきたなぁ!」 トンネルまたトンネルの連続!!
みんな各々の格好で小休止!それにしても、休んでばかりいるかも!? いやあ、絶景だね!空気もうまい!タバコもうまいかなぁ?!

BG編集スタッフの人たちが先に山道を上り詰め、撮影のため、先のコーナーで待ち構えている。山伏峠だ。
さて、タイムトンネルツーリング恒例の、"コーナリング暴走?大会"の始まり!始まり!!


トップは、弊社の伊藤工場長! 通勤にもこのバイクで通っているせいか?完熟の華麗な走り!!
次はKZ1000の、K氏の華麗なる走り!結構寝かせてますね!!
KZ900のN氏の走り!手慣れている鮮やかな、コーナリングの技!!
ワンテンタイガーのY氏!バイクの年式と、生まれ歳が同じとは、まさにこだわり!!
ライムのケツチで参加のM氏!後続車に煙の洗礼?を……
店の常連、外車好きのE氏!今回もノートンコマンドにて参加!!
スズキのT250で参加のH氏!マイペースで、のんびりトコトコ走っていた!!
マニアックなFX400で参加のN氏!バイクとルックス、決まってますね!!  
CB400FのK氏!今回参加のCB400Fは、都合3台でした!!  
KH400最終型で参加のN氏!排気の出方が違う?今回は都合3台でした。  
英国車の雄、BSA A10スパロケのY氏!お仲間のA10と、ご一緒に!!  
ご一緒に参加の、O氏!英国車は、コーナーの姿勢が優雅に見える!!  
同じく英国車A50のI氏と、奥さま。!息の合ったタンデムがばっちりですね!!  
これも英国車の、トライトン650のS氏!マン島TTのムードを彷彿させる?!!  
虎慰安婦?違った!トライアンフTR-25のS氏!軽快な走りが、小気味よい!!  
出ました!マッハVのブルーぼかし?のI氏!これも、煙の洗礼が凄いね!!  
ご存じ?毎年参加のM嬢!相変わらず、セクシイな走り?慣れてますねぇ!!  
マッハの最大排気量、H2で参加のS氏!集合チャンバー?が大迫力!!  
さて、今回のハイライト、戦前の1935年製、BSA単気筒の走り!
スタッフの田井君!!
 
超レアな、ルマン1のK氏!イタ車の走りはこうでなきゃ!と思う優雅な走り!!  
さてしんがりは、弊社常連のY君のCB72!貴重Yシートが、古典の良さを助長!!  


BSA還暦、違った!古希バイクも、あえぎながら登ってゆく。息が切れそうで、可哀想だ?
そうこうするうちに、先導車を言い渡される。なんとなく嫌な感じ。道を間違えたら最悪の結果が待っているから・・・・。初めての道は特にイヤだ!走るペース配分も難しい。
これだけの台数だと、先導車次第で、列が途切れてしまうし、遅ければ詰まってしまう。うーん難しい!KZ1000のKさんとお仲間も、順調に飛ばしている。
ミラー越しに、峠道を楽しんでいる様子が伝わってくる。

ようやく、峠の頂上に着く。ここを超えると街中に入り、道はいくつかに分岐する。
さて、一回目の給油、知らせてあったガソリンスタンドで、みんなを待つ。しばらく待っても、スタッフの田井と平野が来ない。他のお客様は集まっている様子だ。
何かあったのか?やはりロートル(死語?)の、古希BSAがダメなのか?不安な時間が過ぎる。うーん、引き返して確認すべきか?!
と、そこへ、心配していた当のBSAがやってきた。その後ろに平野のCB750K1と、ノートン850もやってきている。そして店長が乗った、修理工場兼、伴奏トラックも・・・・。
聞くと、ノートンが止まってしまったみたいで、そのために、あれこれ?やっていたらしい。結局、キルスイッチを何かの拍子で、触ってしまったらしく、重大事故でなく、ほっとした。
リタイアで、伴走車の世話になるのは、お互いに惨めだからね。


撮影大会も終わり、ほっと一息の給油タイム!それにしても、何と台数の多いこと!! 給油の終わった人は、しばしのバイク談義!趣向は違っても、基本は仲良し!!
 
最後の1台が給油完了!いやあ、それにしても32台、時間がかかったなぁ!!  

さて、あと少しで、昼飯ポイントの"憩いの村/美の山"だ。それにしても、これだけ運動すると、腹の虫がグーグー鳴く。

次の目的地、憩いの村に出発進行!のどかな田舎道をのんびり進む!! 路肩には、秋の季節の花コスモスが、所々に咲き誇っていた!!
 
山道へと続く小道を、ゆったりと走る!木々の間の抜ける風が心地よい!!  

そして、定刻の午後1時、昼食の"憩いの村"に到着。さあ、待望のランチタイムだ!
大広間での昼食会では、1部の人、ぐったり?1部の人は、まだピンピンしている各人各様状態。食事中の会話は、当然、バイクの話題が中心で盛り上がる。

30分ほど走り、1時ちょうど"憩いの村/美の山"に到着!さあ、昼飯の時間だ!! 大広間を借り切り状態で、ランチタイム!皆それぞれ、好物弁当に舌鼓!!
昼飯弁当のサンプル例!こりぁ、うまそうだ!
それにしても量がすごい!!
休憩した後の午後2時、そこから近くの長瀞に向かう!!


そして楽しかった昼食も終わり、その後長瀞へ向かう。
それにしても10月なのに、この日差しは何だ!まるで真夏!名車や旧車たちが、そんな秩父路を、軽快に駆け抜けて行く。
そうこうするうちに、長瀞に到着。希望者は、今日の観光名所、長瀞のライン下りだ。



↑クリックすると、更に大きく、皆様の笑顔が見られます。
舟に乗る前に、全員での集合記念写真をパチリ!みんな目をつぶらないでね!!

数人を残して、殆どが舟上の人となった。
いや〜あ、水しぶきが気持ちいい!今日は本当に快晴なので、舟上の川下りは最高の気分!初体験の人も多かったようだ!
残った数名の中に、BSAの応急修理を行う田井君がいた。彼は、ライン下りどころではなく、汗まみれの奮闘!しかし、それもやっと完了した模様。


さあ、舟遊び!みんな救命胴衣はOK?途中で、転覆するかもしれないから!! みんな子供にかえって大はしゃぎ!天気も良くて最高だなあ!!
二手に分かれたため、この舟も、笑顔がいっぱい!
でも、こちらは少し静かかな?
悠々たる大河?を行く小舟!最近は日本の川でも、ピラニアがいるかもよ?!!
わりと流れは静かかな?でも急流があると怖いよ!みんな不安と期待?が交錯!! 到着した下流での、舟の引き揚げ!なんだ!こうやって、また上流へ運ぶのか?!!

長瀞での水遊びも、幸い、転覆して溺れる?といった緊迫した事態もなく、無事終了。 帰路に向かってみんなエンジンを始動、暖める。
日の暮れかけた街道をゆくTT集団!夕刻なので、少し混んできたかな? 最後の集合地点、花園ICで、2回目の給油タイム!また結構な時間が・・・・。

そして2回目のガソリン補給で、街道沿いのスタンドにて小休止する。 自宅が遠いためわざわざ店の近くに一泊し、参加して下さったI さん夫婦は、花園インターからの、帰路の高速道には乗らず。
「直接帰る方が近いから、失礼して自宅へ帰ります。」ということで、このガソリンスタンドで、別れ涙の連絡船?(古過ぎ!)本当に、お疲れさま!

茜色に染まった夕日を浴びながら、一服する!
ああ、今日1日が終わったな!!
さて帰路の関越道ICへ!気をつけて帰ってね!お疲れさん!また来年ね!!


さらに、解散場所の三芳パーキングエリアに向かう。この時刻になって、どうやら周囲は薄暗くなり始めた。
そんな中、CB400FのKさんが、うっかり立ちゴケし、Z1に接触して、ご自身のメーターを損傷しまったこと位が、事故といえば事故らしいこととなった。
さて、解散する時刻頃には、すっかり日も落ちて、夜になってしまった。夜の走行は、一層事故には注意しなければならない。
肝心の帰りの高速道も、混み始めている。環状8号線に降りて店に向かうが、ここもやはり渋滞していた。まあこれはいつもだが…………。
店に到着するまでは、気が抜けない。無事故で帰らねば……。

6時25分、タイムトンネルに無事に到着。それからさらに遅れて、6時45分、伴奏のトラックが到着。やーあ、お疲れさま!今回は多少のトラブルがあったものの、リタイア車がなくてよかった。
何度も、毎年参加してくれているお客様も、今回は心底楽しんだらしい。それが何よりのみやげ!帰宅してからの、湯上りのビールが、いつもよりうまかった!!

※今回のツーリングは、滞りなく終了したが、毎回この企画に賛同頂き、記事として掲載頂いている、モーターマガジン社のBG編集スタッフにも、ここで感謝したい。
今年も同じく10月ころに、同企画を開催するつもりだが、はてさて、今年は皆さんどんなバイクで参加いただけるのか?非常に楽しみである。
それと、以前から、みんなが憧れていた本物MV750Sをお持ちの、Kさん、今年はその本物での参加を、ぜひお願いしたい。出し惜しみしないでね。みんな待ってますよ〜〜!

※最後に、この企画を記事として掲載頂いた、モーターマガジン社/BGの記事PDFを、参考までに掲載しておきます。 このPDFも、弊社ホームページ掲載として、わざわざ作成頂いたので、ここで改めて感謝したい。

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タイムトンネル秋のツーリング
2010年  2011年


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