2011年でTTツーリングも、はや5回目!いつも企画段階で、毎回その行き先で悩むことおびただしい。 とはいっても、弊社の店長とツーリング企画係の二人が中心で考えており、ツーリングの経験も知識も豊富なため、その点頼もしい限りだ。 予定では全行程が200キロくらいで、直線ばかりではつまらないので、慎重に検討を進める。参加する車種も、お客さんの個性も色々で、とても幅広いから難しい。 そう思うとやはり、東名で西へ行く案に頼ることになりがちだ。今回は海側から山へ登るルートを検討、昼食のポイントも、後で不満が出ないように、特に慎重に考えた。 企画係長?が自分の貴重な休みを、ツーリングの下調べで、コースを実際に行ってくれたのはありがたい。 |
平日朝八時の集合時間。店の裏に少しずつバイクの数が増えてくるが、道路に並びきれないほどの台数である。出発時のエンジン音は、かなり豪快な音だ…。近隣はうるさいだろうなぁと案じる。今の所一年に一回なので、その辺は勘弁してほしい。
走り出した環八はラッシュで渋滞中。20台のバイクがまとまって走るのは難しいが、皆様ベテランが多いので、無理せずスリ抜けて、次の集合場所の保土ヶ谷パーキングを目指す。 先行係りが引っ張り、国産と英車が一緒に走っている。これが、タイムトンネル ツーリングの醍醐味!その都度思うのだが、いつかは英車で、あの英車グループに混ざり走ってみたい。 第三京浜に上がり少しすると、TR25がスローダウンして路側帯へ避難。スタッフや、近くにいた6Tも、心配そうに一緒に止まる。それにしても、まだ始まったばかりだ。担当メカは不安そうだが、加速時にスピードが上がりにくいとの事。クラッチが滑り気味なのだろうか?
保土ヶ谷まで、そのTR25に担当メカが乗り、調子を見る。保土ヶ谷パーキングに着くと、我々の一行は、二輪駐車ゾーンから溢れズラっと並んでいる。これだけ二輪が集まるとけっこう壮観だ。 途中、違うグループのバイクに付いていき、間違えて降りてしまった人もいたようで、彼らは急いで第三京浜に乗りなおして来たらしい。問題のTR25は、ラフにアクセルを開けなければ大丈夫との診断。 ここのパーキングで新しく何人か合流してくる。その中には今回注目のMV750SSがいるはず。今回のMVは特に思い入れがあるので、苦労し整備したバイクが元気に走ってくるのを見るのは、楽しみな半面、不安な気持ちで、到着を待つ。
ほどなく荒々しい音が遠くに聞こえ、それがパーキングへ入ってきた。オヤっ!と思ったが。違う!見るとこれも珍しい『マーニスズキ』である。
ともあれ、そこからは、スタッフのKZ1000が引率する。後ろの方の英車達は、企画係りのSR500がまとめる。そして横浜新道へ入り、一路西湘バイパスを目指す。 中にはHIAブルーと、その彼女のヨンフォア赤。やっと完成したばかりのHIAは、すこぶる調子がいい感じ。彼女のヨンフォアも、いつもの様にすり抜けしながら上手についてくる。 朝のラッシュは終わったはずだが、車の台数は多い感じ。
グループの中のGT380だが、信号待ちで回転が低くなると、EGストールしてしまうらしい。すぐに再始動できるので、大きなトラブルではなさそうだが。第一京浜国道の、車の流れをぬいながら、不調のサンパチを確認しながら進む。 少し進むと、新湘南バイパスの料金所。料金を払うのにもたもたしていると、ETC装備の、KH400がスーッと抜いていく。こんな時には、ETC装備のバイクが羨ましい! 新湘南バイパスは初めて。藤沢から乗り、終点は茅ヶ崎海岸。思ったより道も良く、ほとんど直線なので、見通しも良好。自然と解放感が伝わる。さらに右手の理性?も緩みがち。 調子に乗って走っていると、前に2SカラーのZ1が見えてきた。海を背景に見通しの良い高速を、みんなで堂々と走る。
茅ヶ崎海岸へ出て、海沿いを西の方向へ、次は西湘バイパスだ。 この道は何回か経験があるが、左に海が広がる気持ちよい道路。海を見ながら気分が良くなり、はじめはのんびり走っていたが、やはり単調な直線道路は飽きるので、車をパスして先に出て行く。 先頭集団をまとめていたスタッフのKZ1000をも、その勢いで抜いてしまった。このバイパスはスピード取り締まりが厳しく、違反で御用になることが多いため、KZ1000は、意識的に抑えていたらしい。 それを無視し、恥ずかしいことをしてしまった。集団走行が難しいのを痛感する。 西湘バイパスでは最大の西湘パーキングへ着く。ここでは何台か?先にきているようだ。KZ1000のお客様と、その連れのKZ900とローソン・レプリカだ。続々とパーキングに到着する。 SR500が見守る英車集団とは、だいぶ間があいていたようだったが、全て無事到着。このパーキングで少し休憩中に、不調のGT380がプラグを磨き、トライトンはウィンカーバルブを交換する。
ここから熱海へ向かい、熱海峠に登り、十国峠のレストランを目指す。熱海までは海沿いの道だが、20台以上の走りでは、バラバラ事件?は避けられない。 スタッフの打ち合わせでは、熱海で一回止まって分散した人たちを集合させ、それから山へ登るつもり。熱海への道は、上天気で最高に気分が良いし、適度にワインディングした道路は乗り手を飽きさせない。 熱海で後続の人たちを待ち、揃ってから出発する。今度の持ち場は、最後尾つきだ。その後ろには、T.T.のトラック。 所が何故か?出発し、すぐに二手に分かれてしまった。
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